Dopamine VS 依存症

とある機関から お問い合わせがありました
「〇〇依存のケースっていうのは 結局 ドーパミンとの関係で引き起こされるんですよね~?」
結構 唐突なご質問でしたので 落ち着いていただき 正確かつ適切に 理解されたい場合は カウンセリング枠をとって ご来室いただけませんか・・・という 電話を受けたスタッフの返しに 二つ返事で やってこられた方のお話しです

ご予約の時間に 70歳を前にしたくらいの温厚そうな男性が来られ 開口一番「中学生の孫が学校に行かんとです」
そのことばからはじまり そこから2枠分(90分程度)いっぱい ぜ~んぶをつかわれ 超納得した♪と言って帰っていかれました

男性なりに得られた結論は「コロナ休校のせいじゃな」「部活中止のせいじゃな」「夏休みでも 冬休みでもない そんな何でもない時期に しかも新年度早々の 終わりの見えない休校(しかも効果的対策ゼロの無策ずくめの休校措置←括弧内はあだちの内言語) 親は仕事で不在 子どもだけが休み ところが休日ではないので 外出は禁止」「それや~ 大好きなスマホで暇つぶしをしても 止めるものは家の中には誰もいない」「気づけば スマホの病的使用 又は スマ依存症まで病状は進行かぁぁあ」 ・・・ ここらへんのことばは 解説の途中・途中の男性が発したお言葉です

やる気スイッチもDopamineが強く関与しますが 依存や中毒もDopamineと行動が強く結びつくことで起きるんです っていう私の説明に対し すとんと腑に落ちました と 言われ 意気揚々と帰って行かれました

なぜ 意気揚々だったか。。。それは 次回からは スマホ依存症からの救出作戦会議♬の時間として お孫さんのご両親も連れてくるそうですし 作戦で 依存状態から少しでも山が動いたら 中学生のお孫さんも連れてくる という ところまで 話が進んだからだと思います

ゲーム依存やスマホ依存だけではなく アルコール依存やギャンブル依存 違法薬物依存など すべて おなじこと
脳の中で起きていることは 基本的には同じです そのことがわかれば ゲームやスマホ、SNS依存への対応(治療計画)も同じ事だと 脳がわかれば 対応もわかる!ってことですよね。。。

難しいのは 対応するまえの段階 依存のメカニズムへの理解と もう1つは 依存者自身の自覚の無い状態から 治療の場に持ってこれるか
私たちは よく「山を動かす」と喩えで言いますが それくらい難しいのが 本人が困りや怖さを 自覚できないと言うことです

だったら やはり 依存症状になる前に 何とかするほうが どんなにか良いか 

デジタル機器がわるいのではありませんし こんな便利な道具 使えるようになっておくことは とても大切です
ただし 道具は道具です
使いこなせて なんぼのものです
つまり 道具に 心身と時間を支配された時点で 人間は負けです
人間の脳はコンピュータではりません デジタル機器とは違うのです
その人間の脳が デジタル機器中毒になったらどうなるのか パソコンが苦手な人でもわかる話だと 私は思いますが みなさんは どう思われますか?

さあ 私を含め 本室は 全力で「孫が学校に行かんとです」と言って来られた男性を 支えていくための計画を立てていきますし 意味も価値もある関係機関との連携も フライイング気味に取り始めることにいたしました

がんばるぞ~! お~♪