不安編 Ⅵ

不安を取り除くために、寝・食・対人環境などを整えることと併せてSerotoninをはじめとする脳内神経伝達物質の量を調整することを述べてきました。
不安感をほっておく(我慢する・耐える)ことで誘発されることがある神経症(不安の病)について取り上げてみたいと思います。
こどもでも大人でも誰でもそうですが、 不安や不満を与えておいて最大限のパフォーマンスを求めてくる理不尽側の人間が相当数います。
適任でない上司や口先だけの部下、学んでいない教師、育てていないのに要求するだけの親、心ない配偶者など対人関係ひとつをとっても挙げればきりがありません。
そして、それらの犠牲になるのはいつも主張や反論が苦手な「ため込む」「かかえ込む」タイプの人々です。
そんな不安や不満が引き金となって時間をかけて発症していく神経症について紹介していきます。