それぞれの気持ち-②

つづきです。。。

「Aさんのこと ブログの中で書きたいって思ってるんだけど・・・いいですか?」と訊くと
ニコニコしながら
「今の私? 苦しんでた頃の私?」
「どっちも です」
「だったら いいよ♪」
ということで 3月に書き始めていたものを 先日公開した次第です


「思ってたのと。。。なんか違う」
主訴にあった言葉の意味を 当時の彼女は 次のように話していました

「高校に入るまでは 教室の中にはいろんな同級生がいて それぞれに話せば済むことを 先生達は全体に向かって話していた それが 中学校のやり方なんだと思ってた」
「だから 自分に関係ない注意やお説教は聞いてなかったし それでも 何も困らなかった。。。中学生の頃は 何も考えずに生活していたから 特に 深刻になることは私にはなかったし 将来のことは高校生になってから考えられると思っていた」
「だけど それは間違いでした」
「高校に入るとすぐくらいに『志望する大学』を紙に書いて出すという とんでもない難問が待ってたんです!」
「わたしは てん・てん・てん になって大パニック」
「大学には行こうと思ってたから(それも漠然とね)普通科にはしたけど だいたい大学がどんなところで どんな大学があって そもそも 自分が何になりたいか いや 自分が何者かもわかってないんだから 何をかけばいいのって ???がいっぱいになった」
「それでね まわりをみたけど すぐに書く人もいて でも 私みたいな感じの人は少なくて・・・いたのかな?・・・」
「それで白紙で出す勇気もなくて やっと地元の大学名を思い出せたから そこを書いて 学部・学科のところには 唯一 頭に浮かんだから文学部って書いて出したんだけど・・・」

「数日後 先生に呼ばれて 真面目な口調で怒られた」
「なんで〇〇大学なんだ! だいたい この大学に文学部はない! ふざけるな!って 言われた」
「そのときは 書けって言われたからちゃんと書いたのに なんで怒られなきゃいけないのって 超むかついた」
「将来どんな人間になりたいかとか どんな職業に就きたいかとか そのためにはどんな勉強をするのか ・・・ そんなことは 高校に入って学べるんだって 勝手に勘違いしてた」
「わたしが間違ってたんだぁ~って思った時が すごく悔しかった」

「それ 勘違いじゃないですよ」

「・・・えっ?・・・」

(つづく)